上村 絵梨

立体

10号館305、306

Eri Uemura

空想の産物たち

彼らは、存在しないはずの舟を探している。この世界の最初で最後の種族を未来へ残そうとしている。
しかし彼らには命は無い。空想の産物に過ぎず、未来などというものも存在しない。それでも尚、彼らが意志を持ち旅を続けているように見えるのは、実は私自身がそれを強く望んでいるからなのかもしれない。