ぼくたちのひみつきちー子供の行動と遊びー
伊藤 遼佑
映像|立体
齋藤ゼミ
8号館206B
僕は保育園で保育補助として働いている。一緒に遊んでいる子どもたちの年齢は0歳~2歳。言葉が通じないことが多いため、苦労はある。それ以上に感動もある。その一つが成長だ。この年の子どもの成長は凄まじい。一週間会わなかっただけで、この間までハイハイをしていた子が立っているのだから。そんな吸収力のある子どもたちが行なっている遊びは、大人に向けた準備であることに気づいた。おもちゃを並べることは、空間を把握すること。ものを箱の中に入れることは、目の前からなくなってしまうが、消えてしまったわけではない、存在の確認。穴にものを通すことは、靴下を履くことやボタンを留めることの練習。一つ一つの遊びが、我々大人が当たり前に行なっていることにつながっているのだ。そこで、自分が働いている保育園の子どもたちのみに向けた、子どもの「やりたい」をサポートできるようなおもちゃの製作を試みた。