Time Perception
オウ イチゴウ
プログラミング|ビデオゲーム
古堅ゼミ
10号館305、306
私はゲームをしていると、いつも時間があっという間に過ぎてしまうのですが、読書などをしている時は逆に時間の流れがとても遅く感じます。しかし読書の方が早く時間が経つと感じる人もたくさんいて、私はこの時間感覚の差異に興味を持ち、テーマにしました。
脳科学と心理学の観点では、人間の時間感覚は感情と情報量に影響され、負の相関になっています。感情や情報量が多ければ時間は早く感じるようになり、少なければ遅く感じてしまうのです。
退屈なことや情報量が少ないことは人間の感情と集中力を分散し、時間の流れを遅く感じさせます。一方、面白いことや情報量が多いことは集中力と感情を高めて、時間の流れを速く感じさせるのです。この理論を利用して人々に時間感覚の仕組みを感じさせようと思い、ビデオゲームの中で読書、音楽、景色を眺めることなど、異なった時間感覚のシチュエーションを作り出しました。
この作品を通じてその感覚の区別を体験して頂ければ幸いです。