かちかち山
井刈 風花
本|グラフィックデザイン
寺山ゼミ
8号館206B
小さい頃に読んだ物語は沢山あったのですが、その中でもかちかち山が私の中にとても印象深く残っていました。小さい頃の私はその昔話が他の物とは何か違うと感じたのかもしれません。カニバリズムもあり、最後にはなんとも言えないハッピーエンドが待っている。子供への昔話としてはやり過ぎなのではないかと言う印象も受けました。だからか現代の昔話は私達の知っていた物語ではなく、残酷な表現は一切無くなっていたりするのです。調べていくうちにどんどん違和感を感じるようになってきました。その違和感は元の物語からの変化にあると思いました。歴史を背景に変化していくかちかち山。絵本は教育に大きな影響を与えるものだと昔から認知され中身も大きな影響を受けていました。そんなかちかち山の変遷を調べ、イラストと文章を纏めました。そして、私の思うかちかち山を、オリジナルの文章とイラストで作成しました。