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大野 真理子
立体|ポスター
古堅ゼミ
8号館215
透明とは無色ではあるが無ではないため、反射や歪み、屈折といった現象によって存在を認識することが出来る。このことから、透明素材をひとつの層として捉えるに至った。加えて、普通なら透けないものを透明にし、見えない中身を見えるようにすることで物の構造が分かるのではないかと考えた。そして、透明によって可視化される構造を大きく3種類に分類した。1つ目は1次元、つまりなにも重なっていないもので、ひとつの物の塊である。2つ目は2次元、平面の物が重なるもの。地層のようなイメージで、左右(X軸)もしくは上下(Y軸)方向にのみ重なる。3つ目は3次元、立体的な層。マトリョーシカのようなイメージで、層同士は内と外という関係になる。身の回りにあるものをそれらの分類に当てはめることで、物の構造を再認識することが出来た。