紙の必要性について
織田 将史
イラストレーション|本
白井ゼミ
8号館221
デジタル化が進む現代で、形ある「もの」の将来性はあるのか?という非常にわかりやすい疑問から制作に至りました。個人的には紙や円盤は好きなので無くなってほしくない、と思います。しかし、それは個人の好みでしかありません。そうではなく、デジタルでなんでも手軽にできる今、「もの」に、本当に存在意義があるのかを考えました。結果、子どもの教育において、絵本が紙であることの重要性が無視できないことがわかりました。タブレット、紙が子どもに与える影響を示すストーリーを作り、それを伝える媒体も紙の絵本にしました。メタ的なストーリーによる面白さと、実際に紙の絵本をどうしていくか考える機会になるからです。この作品は、子どもたちと同じくらい、子どもを育てる大人たちに読んでもらいたい作品です。