居場所への思い ―居場所を求める中高生―
関口 佳奈
映像|本|ワークショップ
北崎ゼミ
8号館215
近年、子どもを対象とする「居場所づくり」が盛んに行われていることを知っていますか? 「子ども食堂」や「放課後カフェ」など、居場所づくりは全国各地で広がりを見せています。
居場所とは、ほっと安心できる場所、居心地のよい場所のことを指します。現在、居場所がないと感じる子ども達は20人に1人いるとされ、その数は増加傾向にあります。また居場所の数は、自己肯定感の高まりや充実感の高まりなどと相関関係にあることがわかっています。このような背景から居場所づくりはとても重要になります。

では、こうした居場所づくりが盛んに行われている一方で、子ども達自身が実際に考える「理想の居場所」はどのようなものなのでしょうか?また、居場所を求める彼らが抱えている背景には一体なにがあるのでしょうか?居場所を求めている中高生を対象に、一人ひとりインタビュー調査やワークショップを行い、彼らの実態を紐解こうと試みました。