FACE! ―むきあうワークショップデザイン―
中川 晴香
映像|ワークショップ
齋藤ゼミ
8号館210
私たちは日々、無意識な「らしさ」の押し付けに晒されながら生活しています。
「かくあるべき」という押し付けはその対象者の振る舞いにフィルターを通し、都合よく歪ませて捉えます。本来は女性でも男性でもどちらでなくても、生き方を誰かにどうこう言われる筋合いは無いはずなのに、私たちはとかく自分を棚にあげて他人に口出ししてしまいがちです。でも、「自分自身」も見えてないのに、誰かのことをきちんと見ることはできるのでしょうか。
認識のバイアスは近すぎて見えないので、改めて考える機会を作りたくて卒業制作に取り組みました。
自分の大切な未来を漠然と決めていくのではなく、本当に望む未来を考えてみてほしい。
これは未来ある若者に自分の生き方と向き合い考えてもらうための実験です。
そしてこれから教壇に立つ者として、誰も置いていかないための自分自身への戒めでもあります。