栄光の手のその先に
平山 智将
イラストレーション|ボードゲーム
古堅ゼミ
8号館205
ゲームで遊んだ経験はあるだろうか?  昨今ではデジタルゲームを中心に普及しており今やゲームと言って皆が、想像するのは液晶を通した画面を用いたものだろう。 実際、最近のゲームはグラフィックやUIなどさまざまな点で進化してきており、その遊び方も多様化してきている。 その上で、アナログゲームに求められてくるのは、実際に顔を合わせたり表情を見ながら思考するなど「生のコミュニケーション」を体験できる点にある。 ゲームに勝つ負けるではなく相手が目の前にいる状態で、同じルールを共有しながらゲームを進行させることの面白さやゲームを通して相手を知れることこそが、 アナログゲームがデジタルゲームに勝るコミュニケーションツールであると言えるだろう。 私はアナログゲームの面白さは、プレイヤー間でのみ成立する”緩さ”や不足の事態に合わせて臨機応変な対応ができる点にあると思っている。 私はこの作品を通して、遊ぶことを通してどうやったら皆が楽しくゲームを進行させられるか?を考える面白さを伝えたい。