Feeling
宮内 紗也果
立体|インタラクション
寺山ゼミ
8号館215
何かに触れるとき、あなたの指先はどんな感覚を受け取っているだろうか。 触れる対象によって触り心地はことなり、日常の中で何気なく触れているものたちには、一つ一つ微妙に異なる触り心地が存在している。 そして、触る人によっても感じ取りかたは変わってくる。感性に正解はなくどう感じるかは自由で、それが感覚という見えないものなのかもしれない。 この作品は、そんな触れた時の触り心地を言葉―オノマトペ―で表現し、他者と触り心地の感覚を共有する体験である。 自分の持つ感性を見つめ直し、他者の感性を覗き見することができるのだ。人の触感覚は触れば触るだけ、指先がその感覚を記憶して、感受性を豊かにする。 日常の中で何気なく触れている行為は、実はとても大切な感性を鍛える体験であり、無数の感覚の連続なのだ。