Book design, Chronology9号館211教室

博物館におけるモノの編集を通じた知識体系の構築と伝達

陳 雨葭 大学院

Book design, Chronology9号館211教室

博物館におけるモノの編集を通じた知識体系の構築と伝達

陳 雨葭 大学院

雑誌の編集に対する興味から始め、複合的な情報の中で断片的な情報を体系化することに興味がある。さらに、レイアウトには博物館的な展示にルーツの一つがあることを了解した。博物館自体が一種の書物のような存在であるという考え方に基づき、博物館は物品を展示する場所だけではなく、知識や文化の構築、再解釈を行う編集空間だと考えている。知識は専門家だけでなく、多くの人々と共有しながら育まれるものであり、通時的であれ、共時的であれ、民族学博物館はそのような場として注目すべき存在である。

本研究の目的は以下の通りである:1. モノの編集を通じた知識構築の理解。知識の平等な共有に基づき、展示物の選定や配置が知識伝達にどのように影響を与えるかを探る。2. 梅棹忠夫の編集思想の再考。民博を初代館長梅棹の諸活動の流れの中の再配置し、それら諸活動相互の関連を考察する。3. 民博の独自性の探究。展示の配置を観察し、それらが知識体系の構築にどのように寄与しているのかを分析する。4. 観客の受容プロセスの探求。民博の展示を記号分析し、観客が知識を受け取る過程を明らかにする。

このようにして、編集の視点から、民博における知識体系の構築と伝達の手法を明らかにすることを目指す。

博物館におけるモノの編集を通じた知識体系の構築と伝達
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