Movie, Painting, Installation10号館408教室

狂宴

市川 遼弥 古堅ゼミ

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狂宴

市川 遼弥 古堅ゼミ

人間とは無意味である。人の命も人が成した業も全ては消え去り、やがて無に還る。何処かで誰かの命が尽きたとて、何事も無かったかのように朝日は上り地球は周る。どうせ無意味なこの人生ならば、この一瞬一瞬、一分一秒に、心から酔い痴れ狂おうではないか。過ぎ往く今を愛し、燃やした命のその果てで、ドデカい花火をブチ上げようではないか。美しく醜いこの世界が終わる時、そんな花火を見ながら笑えたならば、其処にこそ人が生きる意味が有ったのかも知れない。 そんな愛しい今を精一杯享受するための、刺激溢れる世界の創造を目指し、この作品を制作した。混沌とした東京の街を舞台に開かれる狂乱の宴。アニメーションを中心とした映像作品と、絵具によるペイントを施した立体作品との融合。目の前には光線による演出が広がり、全身に響く音楽がそれらを彩る。脳味噌を揺らす光と音のワンダーランドに、存分に身体を預けて欲しい。 踊り狂え。愛を叫べ。どうせみんな消えるのだから。

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