Painting, Poetry9号館地下展示室(大)

すべての ただひとつの ひかり

佐藤 響 後藤ゼミ

Painting, Poetry9号館地下展示室(大)

すべての ただひとつの ひかり

佐藤 響 後藤ゼミ

“私が居なければよかったのかもしれない”と思ったことはありますか。 自分の不甲斐なさや打開できない環境の中で、一度そう考えると、自分の存在そのものに責任を感じてしまうかもしれない。 しかし私たちの存在は、ほんとうは善とか悪とかではない、どうしようもなく揺るぎないものです。あえて目を向けていなかったけれど、私がここに居ることや、あなたがそこに在ることで照らされるなにかもある。私にしか送れないこの日々、彼女にしか紡げない言葉、彼にしか抱けない感情────それらの存在が、すごく尊くて、愛おしい。 自分自身にそれを認めてあげられたことで、私は、じぶんを大切に生きられる私へ、少しでも歩み進めたのだと思います。 一人一人が、誰にもおびやかされない唯一の“ひかり”であり、あなたはあなた自身を受け入れることができる、唯一の存在です。 どうか、あるがままの“ひかり”を受け入れ、ともに生きてゆけますように。

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