Book Design, Writing, Chronology10号館204教室

今和次郎『見聞野帖』資料から見るスケッチの意義

寧 静宜 大学院

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今和次郎『見聞野帖』資料から見るスケッチの意義

寧 静宜 大学院

本研究は、今和次郎の研究活動においてスケッチが果たした役割に着目し、リサーチにおけるスケッチの重要性を探求するものである。

今和次郎は、日本の建築学者であり、同時代の風俗研究者としても知られている。1888年に青森県弘前市に生まれ、民家や生活文化の調査を通じて日本の建築や風俗研究に多大な貢献をした。

これまで、今和次郎について多くの学者が研究を進めてきたが、彼らは主に文字による記録された事実を基にしている。今和次郎の研究成果と彼のスケッチとの関連性を探る中で、たくさんのスケッチには明確な用途や目的が記されていないことに気づいた。そこで、本研究では美術大学の学生の視点から、まずは自分の実験を通じてスケッチの分類を詳細に分析し、それを今和次郎のスケッチを分析する根拠として、今和次郎がスケッチを通じて何を得ていたのかを探る。スケッチがリサーチの一環としてどのように利用され、どのような洞察が得られたのかを、彼の著作や残された資料をもとに分析を進めていく。

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