Illustration, Installation, research9号館211教室

刀剣の逸話と語られる物語

藤巻 佳穂 大学院

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刀剣の逸話と語られる物語

藤巻 佳穂 大学院

私は小学生の頃に剣道を習っていた。その際に師匠である館長先生に教わったこととして自分の心に強く残っていた教えが、「刀は自身の命を預けるものであり、相棒である。敬意を持って扱わなければならない。」というものだ。

刀剣といえば、人を切るための武器である。また、祭器としてや権威の象徴としての側面も持つものだ。その中で刀剣には逸話が付き語られるものも存在する。そして、それらの逸話が後の世で様々なメディア媒体の作品で取り扱われ語られたものが存在する。人はなぜ武器である刀剣に逸話を持たせるのか。そして伝わった逸話をどのようにして物語に取り入れ語るのか。歌舞伎、能、錦絵...現代では小説やゲームなど様々な作品に登場する。日本における刀剣、日本刀には、武器としてだけではなく、人の精神や生き様、物語、信仰など様々なものが見て取れるのではないだろうか。

刀の逸話を描きそれをカルタという媒体に落とし込む。このカルタは短い文で刀剣の逸話をざっくりと知りつつ、取り札を読み込ませることでその逸話に関する内容や、 取り上げた作品などの情報を閲覧することができる。

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