Illustration10号館414教室

思い出を描く

山崎 純 沢田ゼミ

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思い出を描く

山崎 純 沢田ゼミ

旅をテーマに制作した。自分が好きな旅というもののどこに魅力があり、そこからどのようなビジュアル表現であれば自分の感じている旅の魅力を伝えることができるかを考えた。旅の記録として写真を撮ったり、スケッチをしたり、その旅のどのようなところが良かったかなどを文字を使ってリサーチしていった。その中で、自分にとって旅の魅力というものが「思い出す」という行為にあると気づいた。

旅の最中が楽しいのはもちろん、それが思い出となって後になって思い出す時に、色づいた記憶として満たされるという感覚があることがわかった。そんな、思い出すという行為を通してより色づいていく旅の感覚を視覚化し、見た人に同様の感覚を思い起こさせることを目指した。メディアとしてはイラストレーション、加えて自分の旅の記録としてのレシートを組み合わせて一つのグラフィックとした。レシートが旅の思い出を思い起こさせるきっかけになるという発見と、線や色を用いて旅を思い出す際の感覚を形にするということを合わせて、見た人の旅の思い出が蘇るような作品を目指した。

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