Illustration, Painting10号館410教室

じいじとばあば

松村 香凜 古堅ゼミ

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じいじとばあば

松村 香凜 古堅ゼミ

じいじとばあば。私にとって第二の親ともいえる存在。私の人生の1/3は彼らに育てられたと言っても過言ではない。 私が4歳になる頃、親が離婚し、母と共に柏に引っ越してきた。母の仕事柄、夜勤があるため、その頃から母が夜勤の日は毎回じいじとばあばの家に預けられた。 一緒にご飯を食べ、一緒にお風呂に入り、一緒に寝る。 本当に何気ない日常。それだけかもしれないけど、私にとって大切な時間だった。 でも、私が成長してからは、夜勤の日は自宅で過ごすようになった。前みたいには、じいじとばあばと過ごしていない。 それってすごく寂しいことじゃないか? じいじとばあばと過ごした時間をかたちに残したい。そう思った私は、卒制のテーマにじいじとばあばを据え、毎週彼らの家に遊びにいき、今までは気に留めてなかった会話や日常の一コマを記録し始めた。 これは、日常の一コマを切り取った写真からイラストを描き、じいじとばあばを想起させることに取り組んだ作品である。

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