Animation, Movie, Installation10号館308B教室

Remembering, sheltering, huge belongings, and

大橋 美優 後藤ゼミ

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Remembering, sheltering, huge belongings, and

大橋 美優 後藤ゼミ

幼少から、何かを忘れるのが恐ろしかった。何も忘れないように、絵を描き、日記を書き、メモをとり、写真を撮った。これまでの日々は記録に溢れている。もう行けない場所、もう会えない人、もう戻らない時間に何度振り返り手を伸ばしただろう。時間は勝手に前に進んでいって絶対に巻き戻ったりはしないのに、人は戻らないものに愛おしさを感じる。私も例外ではない。思い出す、記憶を取り出すという行為を何度も繰り返し生きている。 さまざまな記憶を何度も思い出し振り返る中で、この行為は私が前に進むために必要な時間なのではないか、そう思えてきた。時間の荷物だけがどんどん増えて捨てられず、ひたすら撫でる。自分に矢印が向きすぎているような気がして恥ずかしいし、とても人には見せたくない。でもそれがどうか無駄ではなく、意味があると思いたい。 私のようによく振り返る人にも、前しか見ない人にも、一人一人の記憶のためのインスタレーション作品。

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