Graphic design10号館312A教室

あいまいさと境界線

濱谷 萌香 白井ゼミ

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あいまいさと境界線

濱谷 萌香 白井ゼミ

わたしたちが何かものを見たとき、同じものを見ていたとしても実際は同じように見えていないことがある。100の情報をそのまま100伝えるのは非常に難しく、それはきっと受容する側が新たに意味や価値を見出したり本来の意図ではない解釈をしてしまうからである。知らず知らずのうちにこれはこういうものだと固定観念に囚われてしまっていることがあり、これがものを認知する際にかなり厄介なものとなる。

わたしたちはある程度の誤差ならそんなものかと大体の物事を受け入れてしまっているが、数字という絶対値、解釈の余地のない共通認識を提示した際、どの程度の情報量が伝わるのか、曖昧なものでさえも数値として伝えるとどのくらい共感してもらえるのか、そんなリサーチを行いながら制作を行なった。モアレや錯視についての先行研究は既にたくさんあるが、実際に自分で手を動かして再現することで得られるものがあり、きっとそれらが最終作品に繋がったはずである。

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