Game design8号館202・203教室

たとえ何を選んでも

脇坂 怜音斗 北崎ゼミ

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たとえ何を選んでも

脇坂 怜音斗 北崎ゼミ

選択とは与えられた選択肢の中からより良い選択肢を決める行為です。これによって人は実際に味わうことになるかもしれない苦痛を未然に避けることができます。しかし、選択を誤り困難な状況に陥ることがあることも事実です。すぐに解決できれば良いのですが中にはどうすれば状況を打開できるか分からずに失敗を繰り返し、途轍もない無力感に苛まれることがあります。こうして作られてしまった無力感は人から選択する気力を奪ってしまいます。解決するための何かをするのではなくただじっと苦痛を堪えるようになってしまうのです。 ですが人生はとても長く、いつまでもそんな状況が続くことは稀です。いつか苦痛から解放された時にその経験がその人自身により明るいイメージを持たせるきっかけになり、次の自身の選択をより力強いものへと変えます。 この物語は辛い現状を耐え続けるだけになってしまった登場人物たちが、無力感に苛まれながらも選択を通して自己決定感を取り戻していく物語です。この物語を通して選択を正誤として捉えるのではなく選択という行為自体が持つ美しさを表現します。

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