Illustration10号館410教室

道中

島田 梨理子 中野ゼミ

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島田 梨理子 中野ゼミ

誰に伝えたいとか、伝えたい何かがある訳でもなく、忘れないように記録する、見えないものを別の形で保存する、見える形に変換して認識しやすくまとめるなど自分のための制作が多く今回もそんな感じです。ゴールより大事にしたいものになりました。私には「描きたい」気持ちがあり描きたいという事はそれだけの何かがあるという考えから「私に描かせるもの」に落ち着いていきました。この一年間「描かせるもの」とは何なのかリサーチしてきました。"何"にあたる対象を分類してみたけれどもう知ってしまっているため無意味に感じるなど、迷走したり方法を間違えたと思う事が沢山ありました。私にとって描かせるものとは、描いてみたい気持ちと知りたい気持ちそのものであり、大きく言い換えると手元に無い状態や探索の途中という事を表します。結論や分かった事に向かってゴールを展示する前にまず私は、進んでるこの道中が必要であり、これがなければ成り立たないんだと実感出来ました。いつか意味になって積み上げていけると信じて描いていきました。

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