Writing, Typeface design10号館312A教室

贈るための花型装飾

山田 紗愛 白井ゼミ

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贈るための花型装飾

山田 紗愛 白井ゼミ

紙や布の花など、植物の花そのものでなくとも「自分で選んだそれを誰かに贈る」ことを「花を贈る」行為であるとするのならば、大半の子どもたちには花を贈った経験があるのではないか。

誰かを喜ばせたい、誰かに褒められたい、誰かに思いをはせるために、ただ綺麗だと思った、などそれがどのような感情に基づくものであっても、子どもたちの多くは誰か大人にその作法を学んでいる訳ではない。日常の中にある花との関わりの瞬間から無意識のうちに学んで、その行為を引き出している。

しかし現代日本において、一度マナーや他の贈答表現などの存在を知ってしまったり、生花の扱いなどを考えると「花贈り」はハードルが高くなり、遠ざかってしまうのが現実である。そこで様々な場合に応じることができる自分で選んだ花を贈る方法……と考えたとき、「自分で選べて」「自分の手で贈れる」花に、花型装飾はなり得るのではないかと考えた。

日本における使用を想定して、日本の花の伝統文化は「もてなし」が元になっていることをふまえ、日本における「贈るための花型装飾」を制作した。

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