Book design, Application, Typography10号館312A教室

日本語のリズムとタイポグラフィ

工藤 俊祐 白井ゼミ

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日本語のリズムとタイポグラフィ

工藤 俊祐 白井ゼミ

私はものを見るとき、特に組まれた文字に「リズム」を感じ、リズムを頼りにこれまで制作を行ってきました。では、私が感じるこの「リズム」の正体とは……。

日本語はひらがな、カタカナ、漢字、数字など多種多様な文字が混在しています。このとき、この「カオス」な構造こそが、私が日本語に感じる「リズム」を生み出しているのかもしれないと思ったのです。

なぜひらがなばかりのぶんしょうはよみにくいのか。なぜひらがなと漢字を使い分けるのか。字種によってサイズが異なって良いのだろうか。その疑問の先に先人たちの日本語を読みやすく、書きやすく、美しくするための工夫があり、この試行錯誤の積み重ねが、今日の日本語の「リズム」を形作っているのでした。

本作品では、私なりの日本語リズム解説書と、表記リズムビジュアライザーを通じて「日本語を記す」という行為を「リズム」という視点から多角的に捉え、現代タイポグラフィへの結節点を探ります。

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