Animation, Illustration, Painting8号館202・203教室

夕日の魔法

邉見 颯太 中野ゼミ

Animation, Illustration, Painting8号館202・203教室

夕日の魔法

邉見 颯太 中野ゼミ

太陽に照らされたはっきりと見渡せる昼間でもなく、陽が落ちて暗くなり何も見えなくなった夜でもない、日が傾き薄暗くなるにつれて見えるものの輪郭がぼやけるような夕暮れ時が作り出す曖昧さこそが想像力を掻き立てる。 この作品は、夕日が映し出す空の美しさをアナログの絵で描きつつ、プロジェクターによるアニメーションを重ねることで、動きの中に現れる一瞬の儚さを表現している。 単なる静止画だけではなく、時間とともに変化する情景の中で、光と影が織りなす瞬間的な美しさを体感できる作品を目指した。 アニメーションが投影されることで、空に浮かぶ雲やシルエットは刻々と姿を変え、一瞬だけ見えては消えていく神秘的な景色を生み出す。 私がこのアプローチを選んだのは、夕日のもたらす移ろいゆく時間の流れに注目し、その中にこそある美しさを捉えたかったからだ。 この作品は、私自身が感じる「夕日の魔法」と、その瞬間に広がる無限の可能性を表現したものだ。

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