本学科教授 古堅真彦が『Designing Math. 数学とデザインをむすぶプログラミング入門』を2022年1月20日に、ビー・エヌ・エヌより刊行しました。
数学とデザインの関係をプログラミングで考えるという本です。数学初心者や数学に苦手意識を持っている人も、数学の理論や考え方を最初から丁寧に説明をして、できるだけ理解できるように、そしてそれをデザインやものづくりに生かせるようにと考えて書きました。
デザイン分野にいるけど、アルゴリズミックな、また数学を使ったデザインに興味があるという方や、理科系なのだけどデザインやクリエィティブに興味がある方など幅広い分野の方々に読んでいただけたら幸いです。
【目次】
Chapter 0 はじめに
・はじめに
Chapter 1 仕組み
1-1 DesigningMath-Base
1-2 example.jsの中身
Chapter 2 基礎描画
2-1 直線を描く
2-2 画面サイズ、線をつなげる
2-3 いろいろな線を描く
2-4 いろいろな形を描く
2-5 色の設定
2-6 文字を描く
2-7 動きの表現、指の位置
2-8 タッチの状態
2-9 タッチイベント
Chapter 3 繰り返し
3-1 縦横に●を並べる
3-2 エリア内にぴったり収める
3-3 徐々に大きさを変える
3-4 時間に沿って大きさを動かす
3-5 色を変える
Chapter 4 互い違い
4-1 ○を並べる
4-2 縦方向に詰める
4-3 互い違いに配置する
4-4 青海波を描く
4-5 波をつくる
4-6 波の角度をずらす
4-7 それぞれの波をずらす
4-8 トリミングする
Chapter 5 三角関数
5-1 円周上に○を並べる
5-2 ○の大きさをsinカーブにする
5-3 円周の半径をsinカーブにする
5-4 個々の○の半径を時間で動かす
5-5 全体の○の半径を時間で動かす
5-6 円周の半径を時間で動かす
Chapter 6 色
6-1 HSB→ RGB変換
6-2 色相を位置に展開
6-3 明度の波
6-4 三崩し模様
Chapter 7 角度と距離
7-1 ○を敷き詰める
7-2 距離で○の大きさを変える
7-3 方向を考慮する
7-4 なぞった部分を覚えておく
7-5 指の方向に線を描く
7-6 指の方向の線が揺らぐ
Chapter 8 一次変換
8-1 ●を敷き詰める
8-2 ●全体を回転する
8-3 指の位置で●全体が回転する
8-4 指との距離で回転方向を変える
8-5 残像を残す
8-6 徐々に近づく
8-7 ゆっくりと動き出す
Chapter 9 左右判定
9-1 コントロールポイントをつくる
9-2 ベジェ曲線を描く
9-3 下地を描く
9-4 左右判定
9-5 曲線の左右判定
9-6 下地のパターンを六角形にする
Chapter 10 三次元
10-1 投影変換
10-2 クラスへの関数の組み込み
10-3 空間内で回転させる
10-4 指で回転させる
10-5 空間内のベジェ曲線
10-6 空間内のベジェ曲線の効率化
Appendix JavaScriptの構文
・変数
・配列変数
・グローバル変数、ローカル変数
・JavaScriptにおける計算方法
・関数
・if文
・for文
One Point
・DesigningMath-Base独自の変数
・画面サイズ変更
・ソーティング
・new Date().getTime()はなぜ1970年1月1日から計算されるのか?
・螺旋と黄金比
・数学用のライブラリ
・色彩の同時対比
・なせatanではなくatan2なのか?
・ベジェ曲線の原理
・回転の順番
『Designing Math. (デザイニング・マス)
数学とデザインをむすぶプログラミング入門』
古堅 真彦 著
デザイン:松川 祐子
カバーデザイン:チョー ヒカル
編集:河野 和史
isbn: 978-4802512190
2,750円(税込)
B5判変型/248ページ
発行元:株式会社ビー・エヌ・エヌ
ビー・エヌ・エヌ
http://www.bnn.co.jp/
ビー・エヌ・エヌの購入ページ
https://bnn.thebase.in/items/57141037
Amazonの購入ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4802512198
:: 武蔵野美術大学 NEWS
「古堅真彦教授が『Designing Math. 数学とデザインをむすぶプログラミング入門』刊行」
https://www.musabi.ac.jp/news/20220118_03_01/