5月某日。シルクスクリーン工房には、山口遥輝の姿があった。 対面授業が本格化する今、彼の目にはどんな視デが映っているのだろうか。
視デは活版印刷工房を持っている唯一のデザイン学科です。 一年次タイポグラフィの授業内実習では、金属でできた活字を一文字ずつ自分たちの手で並べて組むところから、活版印刷の仕組みや、タイポグラフィデザインの基本を学ぶことができます。
ここはシルクスクリーンという印刷方法で、作品が制作できる工房です。 二年次で行われる印刷実習では、シルクスクリーンプロセスを通して印刷メデ ィアの原理や特性をスケッチ、版下制作からフィルム撮り、刷版づくり、印刷までの過程の中で学ぶことができます。