私の研究課題は子どもが遊びと遊びにともなう怪我に関する経験と知識の日中比較研究である。この課題を選んだのは、自分が医療に関する知識がなく、そのことが生活に大きな影響を与えたからである。医療に関する知識がないと、独立性も自分の保護力も弱いと思う。今年、中国に帰れないので、現地調査ができない。中国の情報はインターネットでアンケートをして、資料を集めた。日本の一部の内容は、公園や冒険遊び場などの子どもの遊び場で観察して、絵と写真で記録している。主に観察しているフィールドは国分寺のプレイステーションである。子どもたちが日常的に遊ぶことと体育の授業に関連性があることを見つけた。
(主査:齋藤啓子/副査:森敏生【武蔵野美術大学文化総合科目・身体運動文化研究室専任教員】)