in action

江戸建物仕掛図

〜長屋・湯屋・妓楼〜

江田 さくら

ブックデザイン、グラフィック
8号館 210

子供頃、ミニカーに熱中していれば車の構造に詳しくなり、おままごとに熱中していれば調理の仕方に詳しくなったりした経験はないだろうか?私はこのおもちゃを通して学ぶことが暗記に強い影響を与えていると考えている。そこで卒業制作では、今では多くを語られなくなってしまた江戸の生活の様子をおもちゃ(仕掛絵本)で表現することで、現代の子供たちが日本の文化に興味を持つ機会になってほしいという思いを込めた。電気もガスもない、そんな生活の中で人々はどのように暮らしていたのか、この作品では最も江戸の生活が現れる「長屋・湯屋・妓楼」の3つの建物に注目した。絵柄は歌川国芳や歌川国貞の戯画に描かれるコミカルな雰囲気を参考にし、ペーパークラフトで当時使われていた家具を表現したので、江戸っ子になりきって楽しんでもらいたい。

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