私は10年近く北海道日本ハムファイターズというプロ野球チームを応援している。今シーズンのプロ野球界は、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れた上に、史上初の無観客試合といういまだかつてないシーズンとなった。
この作品は、新型コロナウイルスで世界が大混乱に陥っている7月2日に札幌ドームで開催された北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスの無観客試合の様子を記述し、書物化を試みたものである。
劇的な試合展開の中で見えてきたのは、選手の過去と未来、そして無観客試合というイレギュラーの中においても変わらない野球の持つ真の魅力だった。
私が感じた野球の魅力をドローイングし、試合の様子をまとめた文章とともに一冊の本としてまとめた。
この作品を通して少しでも野球に興味を持つ人が増えてくれたら幸いだ。