in action

流れていく日常に、しおりを挟むように。
人との関わりの中でふと、自分の心が動く瞬間がある。言葉では上手く伝えられないけれど、描くことでその感覚を感じ取ってもらえるのではないか。そんな思いで、一番身近である家族の印象的な言動を、漫画に描き始めた。
私が「あ、今の描きたいな」と思うのは、その人の素の表情が出たときだ。家族はそういう表情をたくさん出してくれる。オチはないありふれた日常だが、その一瞬一瞬がかけがえのない時間であること、 それを伝えたい。この文章を書いている今、同じコタツで弟二人が楽しそうにプロ野球スピリッツをしている。小学生ぶりに見るこの光景に、なんだか泣きそうなっている。今回はこんな些細な日常の一コマをたくさん集めた。ご覧になる方々が、自分の大切な人の顔を思い浮かべ、ニッコリしてくれたら嬉しい。