in action

生活

立川 栞

写真
8号館 204

今年、私たちの生活は一変した。様々なものが制限された生活の中で、私は写真と向き合うことを選んだ。4年間暮らした東京の道を一人歩き回った時の孤独や、マスク越しの息苦しさを、私は忘れないだろう。そして、その中で出会った数え切れないほどの心惹かれる瞬間も。
私はひたすらシャッターを切り、膨大な数の写真を撮った。思うように撮れず悩むことの方が多かったけれど、それでも撮り続けることはやめなかった。やがて写真は私の生活に溶け込み、私は写真を通して世界を見た。世界を通して、自分自身を見た。
変わり続ける世界、通り過ぎていく日々、一瞬の積み重なり。そこで私が見つけた愛しさ、懐かしさ、美しさ、そして光を、あなたにも見つけてほしい。

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