自分の感覚、すなわちときめきや琴線をテーマに作品制作をしたかった。これまでの制作では自分自身の心地よさは無視していたからだ。 私は自然が好きだったため、外の世界にヒントがあると思った。散歩に出て、琴線に触れたものをスケッチしていった。山ほどスケッチし、それらの何に惹かれたのか、何を感じ取ったのか言葉をつけていった。 そしてスケッチを立体作品にした。 「琴線」に対して私の明確な答えを導くというよりはスケッチと言葉、立体作品を通して、私の感じた心地よさを見ている人と共有できたらいいなと思う。