光、影、質感、色。
この世界にはありとあらゆる現象があり、それにより様々な景色を私たちに見せてくれる。そして自身が見た景色や想像を伝えるためにそれらを描きたくなる人達がいる。
私自身、何かを描くためにはまずはそれを理解しないと描けない。絵を描いてる時間よりも描きたいものについて理解することに膨大な時間がかかる。何がどうしてこうなって私たちに見せてくれるのか。理解したいし描きたい。そう思い、学生最後の年に膨大な自由時間を費やし、現象を理解しながら描きたいと思った。
「二十四節気」を用いてあらゆるモチーフを描いた。物質に当たる光やそれにより生まれてくる影と陰。光に反応する表面の質感や、奥行きを感じさせる反射光。環境を映し出す鏡面と光を透過する半透明な物質。
展示会当日は絵の展示だけでなく、制作過程の動画も置く予定だ。どのように描かれていくのか楽しんでいただけたら幸いである。