卒業制作のテーマは「感情の視覚化-私なりの視覚言語で感情を伝達」となっている。私なりの視覚言語でグラフィックを作り、自分の感情を他者に伝えるということである。
趣味でグラフィックを作るときから、感情を視覚を通して翻訳するプロセスについて興味を持ち始め、どうやってグラフィックで感情を自分以外の人に伝えるのかという問題を考えていたから、テーマはこうにした。ロレンツォ・マトッティとソール・スタインバーグという芸術家の作品を分析し、作品をどんな場合や所・どんな事件や行為が描いてあり、そして人にどんな感情を伝える・どんなことを思い付けさせるとか、言語化し書きまくってみた。リサーチをふまえて、自分の生活の出来事に基づいてイラストを書き始めた。描く前に、まずは自分の考えや思いを言語化して、それを伝達できる視覚表現を使った。
コロナの感染が爆発して、四年生になって、この半年間の生活の喜怒哀楽や様々な感情をモチーフとして描いた絵をまとめて、本を作った。