in action

キラキラに触れて

安永 彩夏

インスタレーション
8号館 209


私はキラキラと輝いているものが好きだ。
そう言うと、多くの人は視覚的に煌めいているものを想像するのではないだろうか。例えば、宝石、星空、夜景など…勿論、このようなキラキラも大好きだ。しかし、私にとってのキラキラはそれだけではない。心がワクワクし、ときめくものがその一つだ。心のときめき…それは春の暖かな日差しと、新しい季節のはじまりに対する期待感。冬の寒空の下、友人と駄弁りながらわざとゆっくり歩いた帰り道。自分だけの世界を創造し、無邪気に遊んだ幼少期。何気ない日常に感じるときめきはかけがえのないもので、私はその記憶を残したいと思った。この作品が日常に潜む美しさと向き合うきっかけとなれば嬉しい。

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