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今年のテーマは「JOURNY」ということで、卒業後に皆さんが歩む遥かな旅路に思いを馳せてみたいと考え、参考のために、まずは1900年前後の人たちが想像した未来のイメージ集「彼らが夢見た2000年」(アンドリュー・ワット著)という本を手にとってみました。そこに展開されているのは、空中を走る蒸気機関車であったり、機械仕掛けで扇子や扇風機が動く街頭冷涼機(クーラー)、自動で動く箒やモップを操縦する家政婦さんなど、19世紀から20世紀初頭の機械文明を色濃く反映したものでした。人間のイマジネーションはその時代の文化や技術に強く縛りつけられていて、そこに描かれた未来像は単にその時代の人々の生活を描いているに過ぎないとの印象を改めて受けました。未来の予測はそれほど難しいのです。
インターネットの爆発的な広がり、AI技術の急激な発展、社会のグローバル化、バーチャルな空間の拡張など、今、社会は経験したことのない規模と速さで大変革の真っ只中にあり、これからどのような世界になるのかは私には全く想像がつきません。ただ、社会や生活のありよう、人々の考え方まで、大きく変化することだけは間違いなさそうです。
そういう世界を旅していく皆さんには、是非とも時代の変化をポジティブに捉えて、積極的に社会に関わり、貪欲に自分のものとして味わい吸収し、新しい試みに挑戦していって欲しいと思います。
皆さんがこれから、どんな物や人と出会い、どんなものを作り、どんな新しい風景を楽しむのか、これから新しい世界を切り開き、旅していく皆さんが羨ましくもあり、ちょっと怖い気もします。
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インターネットの爆発的な広がり、AI技術の急激な発展、社会のグローバル化、バーチャルな空間の拡張など、今、社会は経験したことのない規模と速さで大変革の真っ只中にあり、これからどのような世界になるのかは私には全く想像がつきません。ただ、社会や生活のありよう、人々の考え方まで、大きく変化することだけは間違いなさそうです。
そういう世界を旅していく皆さんには、是非とも時代の変化をポジティブに捉えて、積極的に社会に関わり、貪欲に自分のものとして味わい吸収し、新しい試みに挑戦していって欲しいと思います。
皆さんがこれから、どんな物や人と出会い、どんなものを作り、どんな新しい風景を楽しむのか、これから新しい世界を切り開き、旅していく皆さんが羨ましくもあり、ちょっと怖い気もします。