［先生からの授業説明］
製本は使う材料や道具もたくさんあり技法も様々なのですが、伝統的な製本技法の紹介もしつつ、他の授業との関連を意識して、デザイン科の学生が興味を持ちやすい内容にしたいと心がけています。前半の課題では基本をしっかり身につけることを目標にし、後半は、自分の好きな本のかたちというものを考え、試行錯誤しながらかたちにしていきます。頭だけでなく、手を動かしながら考えることを大切にしてほしいと思っています。
（西尾彩-非常勤講師）

［授業概要］
本というメディアの特性や機能性を、歴史的背景や、様々な形態で制作されたアーティストブック等の実例を通じて学習する。
実際の手作業によって製本の基礎的な技術を修得し、使用する素材、特に紙の特性を理解するとともに、素材や印刷の質感に対する感性を培う。普段目にしている一般に流通している本の形式にとらわれることなく、本というメディアにおける新たなデザイン、表現の可能性を探ることを主眼とする。

［形態 – 種別］ 実技 – 選択授業