2年次 カリキュラム

2年次カリキュラム

  • 実技・必修授業

  • 実技・選択必修授業

  • 実技・選択授業

  • 専門理論科目・必修授業

  • 専門理論科目・選択授業

  • 他学科学生が選択履修する授業

2年次概要

2年次は視覚伝達デザイン学科における基礎課程の最終学年であると同時に3、4年次の専門課程へ向けての入り口として位置づけられる。 前期は必修実技科目として「構成演習メディア演習」が並行して行われる。 「構成演習」における構成ということばは従来の平面上の形態構成ではなく、できごと(時間)や経験の構成、ことばや画像の構成という意味に拡張したものである。ここではデザインを行う際に重要なプロセスの理解に重点が置かれている。テーマに対する資料の収集、フィールドワーク、行為のプロセスの記述(写真、ことば、イラスト、映像、図化等)を通して、デザインが成立するための、動機の発見、調査、記録、表現、伝達といった基礎的な構造を学習する。 「メディア演習」においてはコミュニケーションを支えるメディア(媒体)である身体が拡張する、印刷、写真、映像構成、コンピュータ(インターネット)を実際的に経験をすることで、それぞれのメディアの特性を理解する。 後期は、選択必修科目として週2回の「視覚表現演習」がある。 ここでは、多様な展開が準備されているが、各々の授業はあくまでもデザインにおいて共通の重要な原理(文字、かたち、意味、情報、メディア、コミュニケーションなど)をめぐって展開されるので、必ずしもここでの選択が、3年次の選択に連続しなくてもよい。オリエンテーションを注意深く聞き、あくまでも各自の視野を広めデザインの多様性を確認することを基準に選択してもらいたい。※「空間構成Ⅱ」は、教職課程登録者は必修となっている。) 最終週(30授業週)には、総合展示によるプレゼンテーションを行い全員でそれぞれの経験や思考を共有したい。また、同時期には3年生の総合展示、および4年生の卒業制作展が行われているので必ず観ておくこと。 後期には自由選択科目として「写真演習」がある。写真機の基本的な操作および撮影の基礎を学ぶ。 前後期にわたって必修理論科目として、視覚言語視覚デザイン論Ⅱ印刷概論」がある。実習科目と並行しながら、ここではヴィジュアル・コミュニケーションを支える理論を学ぶ。特に20世紀以降今日にわたる視覚表現の多様な展開をとらえヴィジュアル・コミュニケーション・デザインの基本的な原理と歴史、個としてのデザイナーと社会、社会とデザインの関係の歴史的な考察、複製技術としての印刷技術の歴史と今日的な展開などを学ぶ。 前後期にわたって必修科目として、視覚伝達デザイン演習」がある。ここでは2年次の実習科目、理論科目を統合する意味で形態生成の基本原理についてと色彩についての実習と講義が行われる。また学内外から数名の特別講師を招き多角的な視点からのデザイン論、都市論などが論じられる。 ※後期の「視覚表現演習」の選択について。器材、教室の関係から授業を円滑に行い、充実させる為の適正な人数があるので、必要な場合には調整を行う。第二希望、第三希望まで考えること。