番組も技術も。新しいものをつくるためには、ゼロに戻ることが大切
江里口徹平(映像ディレクター・技術開発者)
少し先の未来も予測できない今、私たちは大学での学びにどのような意味を見出すべきなのでしょうか? 現在、幼児向け教育番組『しまじろうのわお!』の総合演出を手掛ける江里口徹平さんは、社会に出てからの21年間を「視デで学んだからこそ、ゼロに戻して考えられた」と振り返ります。コンテンツ制作から映像技術の開発まで、多様な概念の分解と再構築をしつづける江里口さんに、これまでの学びと今後の挑戦について伺いました。
好きと特技を掛け合わせ、極めていく
岩渕真理(絵本作家)
大学は「好きでしょうがないこと」を見つけ、専門分野として育む場でもあります。しかし社会に出て仕事をしていると、仕事と自分のやりたいことが乖離してしまうことも往々にしてあります。「これだというものに出会えたら、決して手放さないで」そう語るのは、絵本作家の岩渕真理さん。視デで学んだこと、これまで制作した絵本や研究について紹介していただきながら、社会に出てからも「好き」を探求しつづける意義が語られました。
言葉にならない思いも、アニメーションなら伝えられる
見里朝希 (アニメーションディレクター)
モルモットの車が大活躍する人気アニメ「PUI PUI モルカー」。この多くの人に愛される作品を手がけたのが、卒業生の見里朝希さんです。学生時代の早い段階から、アニメーション一筋だったという見里さん。やりたいことを実現し、アニメーションディレクターとして大成するまで、どのように考え、行動し、視デの学びを活かしていったのでしょうか?その姿勢のあり方を探りましょう。
自分の「好き」が見えてきたとき、自分らしいアウトプットができる
田中せり (アートディレクター)
受験のための学びと、視デの学びは大きく異なります。入学してからそのギャップを目の当たりにし、「振り出しに戻された」と感じる学生も少なくありません。アートディレクターとして活躍する卒業生の田中せりさんも、学生時代はそうだったといいます。田中さんは、大学生活でどのように自分らしさを見つけ、その後クリエイティビティを呼び覚ましていったのでしょうか? 学生時代のことや転機となった作品について、お話を伺いました。