メディア演習:印刷・メディア演習:ウェブ(2年生-前期)

先生からの授業説明]

メディア演習:印刷 – シルク印刷演習を通して、印刷技術の原理から実制作のプロセスを学び、グラフィック作品を制作。印刷表現の可能性を体験する。山口弘毅-非常勤講師)

メディア演習:ウェブ – 本学科のメディアリテラシーの授業という位置づけであるため、基礎知識・技術はもちろん、情報の送り手としての姿勢そのものを重視した指導内容としている。課題は「ポートフォリオ・ウェブサイト(作品を通した自己紹介)」とし、コンテンツ編集を通して自分とクリエイティブとの関係を考える機会にもなっている。授業ではHTMLを用いたウェブサイトを制作する。完成したサイトは公開し、学生間で相互評価を行なっている。西中賢-非常勤講師)

形態 – 種別] 実技 – 必修授業

授業概要]
「メディア」とはなんでしょう。メディア」といえば、何を思い浮かべますか? テレビや雑誌、新聞、ラジオなどのマス媒体、手紙や電話、電子メール、インターネット、携帯電話などの通信媒体、街には看板やポスター、お店には書籍や商品パッケージ、販売促進物やパンフレット、ダイレクトメールやフライヤーなど、私たちの身の回りには情報を伝達するための様々なメディア形態が存在します。私達の生活と現代社会のコミュニケーションの多様性と便利さは、このような情報を伝達するメディアによって支えられています。
それでは、そのメディアで伝えられる情報、あるいはそこでの表現は、何の目的で、誰のために、誰の手によって、どのように製作され、どのように発信・受信されているのだろうか、について考えたことがありますか? ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン(視覚伝達デザイン)に関わるデザイナーは、そのプロセスのどこで、何をおこなうのでしょうか?
印刷メディア、デジタルメディア、ネットワークメディアの社会的働きとデザイン表現との関わりをとおして、何のためにメディアの学習が必要なのか、すなわち、デザインのデザイン、デザイン表現を成り立たせているデザインの骨組み、基盤、歴史を考えてほしいのです。複製技術時代の芸術」を 1936年に著したベンヤミンは、複製技術、すなわち、機械メディアという新しい概念と視点を創造して現代の芸術とデザインの可能性を示唆しました。機械メディアによる芸術の生産装置には、制作者と受容者が結びついた集団的な創造活動とコミュニケーションを含めた近代芸術の社会的機能があることについても述べています。
この授業では、すべてのメディアコミュニケーションにおいて必要な、“視ること” と“見せること” を、印刷工房とコンピュータ工房の機械をもちいたデザインの作品制作実習をとおして学びます。そこでは、これまでメディアに対して“受け手” であった立場から、“送り手”になることを意識し、そのデザイナーに必要なメディアの特性と原理の理解、メディア表現の方法論を学びます。
・印刷クラスではシルクスクリーンプロセスを通して印刷メディアの原理や特性を、スケッチ、版下制作からフィルム撮り、刷版づくり、印刷までの過程の中で学びます。作品は個人制作となりますが、作業は506人のグループで進めていきます。各自制作したシルクスクリーン印刷作品のプロセスのまとめと作品を添付しファイルにまとめて提出します。
・コンピュータクラスでは「ポートフォリオウェブサイト」を制作します。自分自身を作品をとおして紹介するといったテーマのなかで、コンテンツの立案から HTMLコーディング、公開といったプロセスを実践します。