ヴィジブルランゲージ演習(3・4年生-前期)

先生からの授業説明]
ヴィジュアルコミュニケーションデザインの世界に記号論という異色の理論を取り入れ、視覚表現についての見識を深めてもらうための授業です。チャールズ・サンダース・パースという記号学者の記号論をベースに記号表現の種類と特性を解説。どんな表現があるのか、それらは何をどのように表現し、どんな意味を伝える力を持つのかなど、表現をデザインの言葉ととらえ、分析すべき視点を設定し、考察します。
(北條みぎわ-非常勤講師)

授業概要]
近年、デザイナーの創造的思考が「デザイン思考」として注目を集めています。しかし、当のデザイナーは自分たちの思考プロセスを自覚的・自発的には語っていないように思います。そこで本授業では、現代記号論の創始者の一人であるチャールズ・S・パースが提唱した概念を使って、人間の知覚や認知、日常のコミュニケーション活動や芸術・デザインに関わる創作・表現活動の構造とプロセスを読み解き、感性のなせる技とみなされがちなデザイナーの思考プロセスについての解説を試みます。そして、自分たちがアイデアを思いつきそれを具体化していくとき、いったい何が起こっているのかを観察し、論理的に語る道筋を探っていきたいと考えています。

形態 – 種別] 実技 – 選択授業