【展示情報】異才たちのアート展をとおして、ムサビとブリヂストンが試みた「参加のデザインと共生社会」

 

社会連携拠点1/M(イチエム)で開催する展覧会のお知らせ。

異才たちのアート展をとおして、ムサビとブリヂストンが試みた「参加のデザインと共生社会」

会 期|2025年3月17日(月)~2025年3月23日(日)
10:00-20:00 *会期中無休

入館料| 無料 
会 場| 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス 2階 社会連携拠点1/M(イチエム)(東京都新宿区市谷田町1-4)
主 催| 武蔵野美術大学 
企 画|武蔵野美術大学 造形学部視覚伝達デザイン学科研究室、1/M(イチエム)

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武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科3年次環境デザインクラスと株式会社ブリヂストンは、2021年4月より2024年12月まで共同研究プロジェクトを実施しました。
共同研究のテーマに掲げたのは「共生社会」。これまで十分に社会参加できていなかった人々が、積極的に参加し貢献することができる社会とされています。
小平市内では2007年より、障害者のアート作品をまちの中に展示する活動「異才たちのアート展」が、毎年12月の障害者週間に合わせて行われています。
私たち環境デザインクラスはこの共同研究で、大学とブリヂストンがある小平市をフィールドにして、美大生によるアートやデザインの力で「異才たちのアート展」を応援し、コミュニティの人々の参加と理解の促進に取り組むことにしました。
そして、福祉作業所、障害児通所支援施設、公民館、地域のみなさんと連携したプロジェクトを企画し、「異才たちのアート展」の中に、「共生社会」のあり方の一端を創り出そうと試みました。そのようすを展示とトークイベントでご紹介します。

 

関連イベント

日時|3/22(土)13:30~16:00
登壇者|ゲスト:太田愛香さん(作家)・鈴木由宇大さん(障害者週間のつどい実行委員会世話人/みんなでつくる音楽祭 in 小平副実行委員長)・環境デザインクラスの学生 他 /モデレーター:齋藤啓子(視覚伝達デザイン学科教授)

 

 

 

[1月21日(火)]2年生トイデザイン授業のオンラインプレゼンテーションを開催


2024年度の2年生授業[トイデザイン]のオンラインでの作品プレゼンテーションを1月21日(火)13:30-に行います。
約4ヶ月の制作期間で、学生たちが作り上げた2年生基礎課程の集大成のオンラインプレゼンテーション、是非ご覧ください。

リンク:
https://visual-communication.design/toydesign/

【展示情報】 木活字の美——慶長期木版印刷術の粋・「嵯峨本」復元プロジェクト

2024年9月2日(月)-10月19日(土)

2024年度美術館休館中特別企画シリーズ ムサビ版「驚異の部屋ヴンダーカマー―眠らない獅子計画
木活字の美 デザイナーと編集者の役割
—慶長期木版印刷術の粋・「嵯峨本」復元プロジェクト

展覧会情報ページ

会 期| 2024年9月2日(月)-10月19日(土)
休館日| 日曜日
時 間| 会場1:図書館展示室 10:00-17:00
会場2:図書館大階段の展示は、図書館の開館時間に合わせてご鑑賞いただけます。

入館料| 無料 
会 場| 会場1:図書館展示室
会場2:図書館大階段

主 催| 武蔵野美術大学 美術館・図書館
監 修|寺山祐策(武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科教授)

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明治初年に西洋式の活版印刷術が本格的に移入されるまで、わが国で刊行された書物の大半は、金属ではなく木を版材としていました。中世から近世を通じて広く行われた「整版」は、一枚の板に彫られた文字や絵を版にして摺られたもので、長きにわたり日本の書物印刷の主流をなしてきました。近世初期には、徳川家康の命で鋳造された銅活字による駿河版や、西洋伝来の金属活版術によるキリシタン版など、一部に例外的な事例も現れますが、その他の刊本は概ね、木を材とする印刷方式によるものであったといえるでしょう。
一方、木材を用いて活字を作り、それらを組み合わせて印刷された活字本も少なからず存在しました。文祿年間(1592—96)から寛永年間(1624—44)にかけて、わずか半世紀ほどの間に刊行された「古活字版」もそのひとつです。全角の活字を基本単位とする点では、明治以降に普及した和文の金属活版と同様ですが、肉筆に近い活字字形や倍角を利用した連続活字を採用するなど、活字の書体や形式に種々の工夫を凝らすことで、活字本でありながら写本と見紛うかのような、優美な版面を実現しました。
このような古活字版の代表格が、慶長期(1596—1615)に京都の豪商・角倉素庵(1571—1632)が刊行した「嵯峨本」です。わけても、通称「光悦謡本」(本展では「嵯峨本謡本」とする) と呼ばれる観世流の謡本は、慶長から寛永期を代表する能書家・本阿弥光悦(1558—1637)や素庵自身の書風に近い木活字に、俵屋宗達の関連も指摘される表紙その他の唐紙など、慶長期の書画の影響を色濃く反映した造本によって、わが国で最も美しい刊本のひとつとされてきました。木と和紙を媒材とした水性木版による印刷は、油性インキと金属による活版印刷とはまるで異なる、独自の規矩と流風を今に伝えています。
しかし、今日では嵯峨本をはじめとする古活字版の木活字や摺刷盤の多くは失われてしまいました。そのため、光悦や素庵が制作に関与したとされる嵯峨本も、能楽史や書誌学の領域における従来の研究手法では、その造形美を支える技術的背景の解明は困難な状況にありました。
2016年に始まった「嵯峨本復元プロジェクト」は、これらの先行研究の成果を踏まえながら、摺師、彫師、唐紙師、経師ら、現在も京都に息づく職人の技術を借りて、造形学的な視点から嵯峨本謡本の美の解明を目指しました。その成果の一端は、2018年に当館で開催した「和語表記による和様刊本の源流」展および同展図録にて公開したものの、嵯峨本謡本の完全な復元には至らず、完成にはさらに五年の歳月を要しました。本展では、およそ400年を経て復元された嵯峨本謡本と、その制作過程を辿るなかで明らかとなった古活字版の技術的諸相を紹介し、木版印刷ならではの柔らかな印圧に支えられた、しなやかな美のかたちに迫ります。

視覚伝達デザイン学科 オンライントークショー開催!(8月18日)

視覚伝達デザイン学科での授業や学生生活、教員と学生、学生同士の雰囲気などを知ることができるトークショーを開催します。
教員と学生が出演し、学生からは課題制作作品とそこでの取り組みや学んだことをお話しします。
zoomでのチャットによる質問コーナーもあるので、「受験期はどんな勉強をしたか?」「アルバイトはどれくらいしている?」「授業以外での制作活動はしているか?」など、気になることを気軽に聞くことができます。
「視デ」での学びがどのようなものか少しでも気になる人はぜひご参加ください!

注意点
・内容の録音や、その内容をSNS等で発信することはお控えください。
・トークショーはすべて日本語で行います。


武蔵野美術大学 【視覚伝達デザイン学科】オンライントークショー

日付:
2024年8月18日(日)

【午前の部】
時間:10:00~11:30
中野豪雄先生+在校生

【午後の部】
時間:14:00~15:30
大田暁雄先生+在校生

開催形式:
zoomによるオンライン形式(事前申込制・定員なし)

» お申し込みはこちら(外部サイト OCANs)