【出版】西本企良先生が『アニメーション 想像をいざなう形と動き』を刊行しました

本学名誉教授 西本企良先生が『アニメーション 想像をいざなう形と動き』を2022年3月31日に、武蔵野美術大学出版局より刊行しました。

アニメーションとは、人間の視覚の性質を利用して、静止したイメージ(画像)から動きのイリュージョンを得る技術である。フェナキスティスコープに始まるその原理と歴史を序論とし、写真・映画の誕生、コンピュータの介在を作品紹介により提示。具体的な「タイミング技法」を解説しつつ、知覚の探求と表現の可能性を論じるアニメーションの「造形原理」。著者のサイトに連結するQRコードを随所に配した画期的な「動く」技法書。

【目次】
はじめに

第1章 アニメーションの原理

1─映画とアニメーションの原理

2─映画前史

3─アニメーション表現の歴史

4─アニメーションの技術的特性

5─アニメーションの原理を用いた装置紹介

第2章 タイミング技法

1─距離感と質感

2─基準点(ローカル座標系とグローバル座標系)

3─予備動作と後動作

4─動きの「ずれ」

5─繰り返しの表現

6─人の「歩き」

7─反応(リアクション)

8─間合い(止めの時間)

9─音響効果

第3章 アニメーション表現の可能性

1─リピート

2─メタモルフォーゼ

3─シンボライズされたイメージ

4─インタラクティブな表現

第4章 知覚の探求とアニメーション表現

1─形と動きの補完

2─形の単純化

3─見立てのアニメーション

appendix 1:テレビ映像の仕組み─走査線について─

appendix 2:映像表現の諸要素

appendix 3:ロトスコープによるアニメーション作成の留意点

appendix 4:ノーマン・マクラレンとNFB

appendix 5:ヤーコプ・ユクスキュルと環世界

appendix 6:木下蓮三・小夜子夫妻の活動

あとがき

URL一覧





『アニメーション
想像をいざなう形と動き』

西本 企良 著

カバーデザイン:寺井恵司

isbn: ISBN978-4-86463-148-8 C3072
2,530円(税込)
A4判変型/144ページ
発行元:武蔵野美術大学出版局
https://www.musabi.co.jp/books/b463148/
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