メディア論(3・4年-前期)

先生からの授業説明]
活版印刷の発明依頼のマスメディアの栄枯盛衰を振り返りながら21世紀のメディアの特徴について比較・分析を試みる。
(大和田龍夫-非常勤講師)

授業概要]
人間の五感と記憶を用いたコミュニケーションを支援する諸「メディア」について多角的に考察する。
授業の分類上は「講義」となっているが、履修生の積極的な「参加」を求める。意見交換をすることでより深い理解を高めることを目標とする。メディアによるコミュニケーションでは「得意」不得意」慣れ」不慣れ」により発言力の優位・不利が発生し、結果として思わぬ方向にグループ全体が彷徨うリスクがあるが、そのリスク含めてメディアの持つ特性を理解し使いこなすことが求められている。
「20世紀の通信技術」=「アウラ」が喪失したものを使ってテレコミュニケーションをしていた技術をどのように今後利活用することになるのか、これから20年を決定づけるであろう、大学授業の存在価値、大学そのものの存在価値を改めて見つける機会となるであろう。
序盤では「テレコミュニケーション」による意思疎通の課題、質量を持ったメディアと通信メディアの違いについて議論を進めていくこととする。
中盤では「片方向の通信メディア」の特徴とその限界について理解を深める予定である。
終盤では「双方向の通信メディアの粗なものから密なものまで」特徴と中盤までに扱ったメディアとの違いを体験することとなる予定である。
この授業を履修することで、21世紀前半の「コミュニケーション」の全貌が予想できるようになるハズである。
2021年度はオンライン主体で4回対面授業としたが、2022年度は極力対面授業とする予定である。

形態 – 種別] 講義 – 選択授業