情報文化論(3・4年生-後期)

先生からの授業説明]
情報文化論:社会のなかのアートやデザインの力とメカニズム、そして、それらにかかわる仕事のゆくえを一緒に考え、討論や体験学習を通じて模索していきます。座学とグループ・ディスカッション、テーマに応えるレポートや作品構想の発表、そして、社会のなかでのアートやデザインの仕事のゆくえを視デ卒業生を交えて語り合うことを目的として、リサーチと制作の実習を行います。
(君塚洋一-非常勤講師)

授業概要]
この科目では、アートやデザインという作品表現をつうじたコミュニケーションを、メディア」のはたらきと「文化」のいとなみとしてとらえる。さまざまな作品表現はメディアとしてのどのような特質を活用したものなのか、また、歴史や現代におけるさまざまな表現文化のなりたちには社会や集団、人と人との相互行為がどのようにかかわっているのか。それらの見方を用いて、受講生それぞれが行う表現活動を照らしなおし、アートやデザインとかかわる自分自身の仕事の可能性を社会のなかでより大きな視点から見つめ直す。これがこの科目の大きなねらいである。
メディア論や芸術社会学の視点からこれらを解き明かしつつ、新たな社会をつくり、そこで生き残っていくために、アートとデザインのこれまで・これからをとらえ直していく。従来のメディア産業が大きな変転を遂げる世紀に、アートやデザインのスキルがこれまでの範囲を超え、広報、組織活性化やまちづくりの場を含む、社会のさまざまな新しい分野で活用されうる方向性を見きわめてほしい。

cf.) テーマにかかわるひとつのエピグラフ「ドラムをたたくようにわたしが人生を生きていたら、問題などひとつもなかったろう」トニー・ウィリアムス/ジャズ・ドラマー)

形態 – 種別] 講義 – 選択授業