[研究テーマ]
Practice Oriented Design:人々の慣習(プラクティス)の理解を基点にしたインタラクションデザインおよびそのデザインメソドロジーの研究
[経歴・プロフィール]
1980年東京生まれ。デルフト工科大学デザイン工学部Design for Interactionコース修了。理学修士(Master of Science)。
サステナブルな社会の形成に貢献するべく、人々の新たな行動やコミュニケーションを生み出す人工物のデザインおよびデザインメソドロジーを、デザインと社会学・認知心理学を組み合わせて研究。主な成果はオフィスのレスペーパーを促すソフトウエア、ナイジェリアの高血圧患者が継続的に治療に取り組むためのデバイスおよびアプリケーション、高齢者が自らテクノロジーを使いこなし自立した毎日を送ることを支援するIoTデバイスとシステムなど。人と人工物とのインタラクションを観察可能にし、そのコンテクストの理解を促進させるResearch through Design、人々の習慣的な行動を、物質・スキル・意味の観点から分析するSocial Practice Theory、ある現象に関わる全てのステークホルダーを活動に巻き込む参加型デザインを主なアプローチとする。
経歴:2003年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。2003-2019年、富士ゼロックス株式会社ヒューマンインターフェイスデザイン部他所属。2016年にFXPALに研究員として参画(米国・パルアルト)。2016-2018年にデルフト工科大学デザイン工学部所属(オランダ・デルフト)。2018年ルガーノ大学ユビキタスコンピューティングリサーチグループ所属(スイス・ルガーノ)。2019年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科に准教授として着任。
主な受賞・作品発表・採択論文:Next Generation Internet(NGI) AWARD 2019(バルセロナ)、ACM SIGCHI 2019(グラスゴー) Full Paper(共著)およびVideo Showcase(筆頭)、Research through Design (RTD) 2019(デルフト/ロッテルダム) Full Paper(筆頭)およびExhibition、ACM SIGCHI 2018(モントリオール) Demonstration(共著)、Dutch Design Week 2017(アイントホーフェン)、日本デザイン学会研究発表大会(JSSD) 2019(筆頭)、 2014(筆頭)、 2007(共著)、日本デザイン振興会Good Design Award 2006、International Council of Graphic Design名古屋国際デザイン会議2003、武蔵野美術大学2002年度卒業制作優秀作品賞 など。
[学生生活を送る上でのアドバイス]
解像度の高い目と感覚、ことばと表現を養いましょう。
[サイト・ブログ]
www.masakokitazaki.com