情報デザインⅠA・ⅡA(3年生-通年)

形態 – 種別] 実技 – 選択必修授業

授業概要]
情報デザインとは何かあなたが普段のコミュニケーションに最もよく利用しているメディアや通信機器は何ですか?携帯電話ですか、インターネット、それともテレビでしょうか?あなたは最も生活と感性に密着した現在形のメディア、未来形のメディアのデザイン(E-Design)に是非取り組みましょう。そこには旧来よりもはるかに統合的なデザインの可能性と、国際的なデザインとの繋がりが開かれています。

現在あらゆるデザイン領域はコンピュータとインターネットなどの情報通信技術(IT)革命の真っただ中にあります。情報デザイン」E-Design」はコンピュータ、ソフトウェア、マルチメディア、インターネット、モバイル通信などの出現によって生まれた全く新しいデザインの領域と思想です。IT革命は単にデザインの技術・方法・表現を変革しただけでなく、デザインとは何か、コニュニケーションとは何かという根源的な問い直しを求めているのです。このようなデザインの変革と創造の機会に出会う事は、創造者としてまたとない幸運でしょう。
情報デザインは、人間が情報社会で協同して行動するために必要な人間、社会システム、情報、表象(記号、出来事、環境、情報ネットワークなどとの間のインタラクティブな活動プロセスのデザインに関わっています。情報デザインの認識と技術は、次の6つの基本的なプロセスから組み立てられています。
①認知プロセス:人間は、出来事、環境、表象、システムなどとのインタラクティブな相互作用をとおして生きる活動を形成している。情報デザインは、人間の行動とコミュニケーションを組織している認知プロセスに基づいてデザインを考える。
②ヒューマン・インターフェイス(HI):人間はデジタルな情報環境の中で活動するために、コンピュータや仮想現実などの諸メディア(HI)を媒介にして現実世界やサイバースペースとの対話をおこなう。
③インタラクティブ・ビジュアライゼーション:常に変化し続ける人間活動とシンクロナイズ(同調)して機能するためのメディアの表示・表現形態は、動的でマルチ感覚をもったビジュアル・システムが求められる。
④ネットワーク・コミュニケーション:個人が世界に情報を発信することができるインターネットは、広域の人や情報を結びつけて協同活動を助け、情報コミュニティ(情報共同体)をつくる。
⑤情報のルール、アルゴリズム:情報プロセスは、情報世界に固有の言語と秩序で形成されている。情報の内容やシステムは、デジタル特有の手続きから組み立てられている。
⑥情報デザインの社会性と理念:現代社会が直面している情報環境や地球環境の諸問題を生活と社会のなかでデザイン活動をとおして解決するための、新しいデザインの方向と考え方が必要です。デザイナーは個性と創造性を生かして、どのように社会に参加できるだろうか。

前期・後期の授業の進め方
まずユーザーの利用実験の基礎から始め、段階的に設定された課題の実習をとおして、情報デザインの諸問題を考えていく。その中で、情報の特質と人間の認知の関わり合いを系統的に理解し、情報デザインの具体的な制作へ応用することを修得する。
学習のプログラム
先ず、デザインは、人々や生活、社会、情報、環境などの様々な要求、要素、機能、技術、表現を統合し、全体として実際的な目的や価値の創造を達成する統合的で社会的な活動である」というデザイン本来の目的を認識し実践することが最も重要です。この授業のプログラムは、情報システムとネットワークを企画し構築する、4つの側面の学習を含んでいます。

関連サイト
「VCD情報デザインをめぐって」